新着情報
ご挨拶
2013年に高校中退者などをサポートする一般社団法人new-lookを立ち上げて以来、高校中退者や大学生スタッフなどを含め、様々な状況を生きている若者たちと出会ってきました。その中で、社会的、家族的、個人的と様々な環境から受ける影響と、その結果、主に経済的な理由等により進路や行動が制限されている現実を見てきました。毎日アルバイトや日雇い労働に追われる学生生徒や、進学自体を断念せざるを得なかったりする人たち、また大学卒業するころには多額の奨学金の返済を抱えて巣立っていく学生たちです。そういった若者が少なからずいる現実に対して、それを直接的に解決に導くような動きを取れないまま活動を続けてきました。
そんな中当会設立者である植田たまゑさんと出会い、お聞きした「困難な状況によって、その人の能力や可能性を狭めてしまわないように手助けしていきたい」との想いは、私の課題意識と重なるものでもありました。そして、当会をより社会的意義の深いものするお手伝いができればと代表を引き受けさせていただきました。
これから出会う若者たちはもちろん、微力ながらも更に社会が発展のために貢献することができればと思いを込めて活動をしてまいります。当会の設立趣旨・目的をご理解いただき、格別のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
設立者の思い
私が若い頃は、日本は戦争をしておりました。私自身も苦労をし、周りでも苦労している人をたくさん見て来ました。そんな時代を繰り返してはいけません。
戦争が終わってから、私は、懸命に働きました。私は働くことが好きです。平和な社会で働くのは楽しいことです。
働く喜びと、人のお役に立つ喜びが大切です。公共のために役に立つことは幸せなことです。
今、日本の経済は行き詰まり、戦争の危険すらあります。しかし、そんな中でも、あきらめずに、働く喜びをもって、日本の未来をつくる人になってください。平和をつくる人になってください。
そのような大きな志をもっておられる若い方のために、少しでも力になりたいという思いで、私は、この財団をつくりました。皆様よろしくお願い致します。
植田 たまゑ
奨学金の趣旨
当会は、様々な課題が表面化してきている日本社会で、特に社会的経済的困難さに直面しながらも、高等教育機関で学ぶ意欲を強く持つ者に対して、返済を必要としない奨学金の支給などによって、奨学・援助を行うことを目的として設立いたしました。
またこの奨学金給付事業により、個人の健やかな成長とともに社会の健全な発展に寄与していくことを期待するものです。